保育の内容

保育の内容

家庭的な保育

保育園が子どもにとって安心できる心地よい生活の場となるように、家庭と連携を図り、一人ひとりの思いに寄り添い共感しながら丁寧な関わりを心掛けています。

保育園を大きな家と考え、小規模であることを活かし、クラスの枠にとらわれない柔軟な保育をしています。

主体性を尊重する保育

おとなの指示に従って行動することを「よし」とするのではなく、子ども自身が考えて行動できる経験を積み上げていくことで、「生活する力」「関わる力」「学ぶ力」など非認知能力が育まれていくと考えています。

子どもが自分で選択して決定していくことを大切にし、子どもの自発的な遊びを保障して意欲的に取り組めるよう環境を工夫しています。

信じて待つ保育

目に見えない心の育ちや、人やモノとの出会いの中で芽生える様々な感情や考えを受け止め、ゆっくりと時間をかけて成長していく過程を大切にしています。

子どもが何かを感じたり迷ったりしているとき、おとなが安易に口や手を出さず、子ども自身が自分で考え行動できるように見守り、必要に応じた援助をしていくように心掛けています。

子ども同士のぶつかり合いは、自分の思いを相手に伝えたり、葛藤しながらも相手の気持ちを理解していく大事な場面と捉え、可能な限り時間をかけて丁寧に関わっています。

異年齢で生活する保育

保育園では、乳児から幼児まで異年齢の子どもたちが自然と触れ合い生活をしています。

3歳児から5歳児の子どもたちは、日常的に同じ保育室で生活しています。年齢の枠を超えて、子どもの育ちや興味に応じた子ども主体の活動を軸としつつ、状況によっては年齢別の活動も取り入れるなど柔軟な対応をしています。

自然との関わりを大切にする保育

園庭はもちろん、日々の散歩や園外保育で出会う四季折々の自然は、子どもたちにとってかけがえのない環境です。

自然と触れ合うことで、豊かな感性や認識力培われるとともに、戸外遊びのなかで自らの意思で体を使うことで、運動機能の発達が促されるとともに体力の増進にもつながっていきます。

土や水で泥だらけになって夢中に遊ぶ姿からも、子どもたちが年齢に関係なく生き生きと楽しんでいる様子がうかがえます。

畑の活動を中心とした食育

毎年春になると、子どもたちとミニ農園に植える作物についての話し合いが始まります。

単に収穫だけを楽しむのではなく、苗やタネの買い物から水やり、時には草取りもしています。作物の生長過程のなかで起こるハプニングも保育の大事な機会と捉え、子どもたちと相談しながら収穫を心待ちにしています。収穫した野菜を使った簡単クッキングも楽しみのひとつです。